中学受験算数学習法

学習方法で算数はまだまだ伸ばせる

中学受験の算数出題難易度

中学受験の算数は難しい。あなたは頭からそう信じていませんか?

もちろん、灘や開成、麻布といった超難関校では、一筋縄では行かない問題が、毎年毎年、これでもかといった感じで出題されています。

2015年度入試では、灘中の1日目算数が、受験者平均40点そこそこと、かなり難問ぞろいでした。

2014年度入試では、東大寺学園の算数が並外れて難しかったですよね。

しかし、灘や東大寺学園だけでなく、早稲田実業や青山学院、武蔵、西大和学園や洛南などの関東や関西の上位校でも事情は同じで、やはり毎年難しい問題が出題されています。桜蔭や神戸女学院、四天王寺などの女子校でも難問が出題されます。

ところで、2015年度の関西の最難関の学校のうち、大阪星光学院の算数は、はっきり言ってカンタンでした。

合格者平均は何と8割近い、120点満点で95点!

これだけ易しかったら、逆にミスや緊張感からくる頭の回転不足で合否が決まるようなところも出てくるでしょう。ただ、これは後で述べる「算数の土台」の重要性を再認識させてくれるものでした。

さて、関西の難関校では、過去問を徹底的に攻略することで、入試本番での点数をアップさせやすい学校もあります。兵庫県の甲陽学院や神戸女学院、奈良の帝塚山あたりは、過去問の徹底演習、徹底理解が役立ちます。

ですが、それ以外の難関中学でも、土台をしっかり作ったうえで、6年の夏以降に適切な演習をきちんとこなしていけば、十分合格ラインを超える点数を取っていくことは可能です。

算数の土台こそが重要

では、ここで言う「算数の土台」というのは何で、それを身に着けるためにどういった学習が有効なのでしょう。

ここでは、特に小4、小5のお子様をお持ちの方を対象に、ヒントになる学習方法を書いていきます。

参考にできる部分をうまく取り込んで、お子様の算数成績アップ、偏差値アップに役立ててほしいと思います。

ひらめきがないと算数は解けないということは絶対にありません。

「うちの子はひらめきがなくて」と嘆く必要はもうありません。

ひらめきというのは、しっかりした土台を作っていった子に自然に身についていくものです。

ちゃんと、やるべきことをコツコツやってきた子どもは、ひらめきも手にし、たいていの中学の入試で、合格点を稼げるようになります。

土台をしっかり作って、親子二人三脚ででぜひ難関校にチャレンジしてください。